車いすツインバスケットボールは、下肢のみではなく、上肢にも障害を持つ重度障害者でも参加できるように考案されたスポーツです。これまで車いうバスケットボールをやりたいと思っていても、ボールが正規のゴール(高さ3.05メートル)にシュートしても届かないとか、その早い動きについて行けないとか言った理由で参加できなかった人がたくさんいます。そういった人たちにとってこの車いすツインバスケットボールは、まさに画期的なスポーツの誕生となりました。





ツインバスケットの特徴


その最大の特徴は、名称の通り"ツイン"つまり二組のゴールが設けられているというところにあります。従来の車いすバスケットボールに使用されている正規のゴールの他に、もう一つの低いゴール(高さ1.20メートル)をセットし、正規のゴールまで届かない選手のためのゴールとしました。さらにその周囲には3.6メートルの円(フリースロー・サークル)があり、シュートする選手を円外と円内に区別しました。そしてこれらのことによって、それぞれの選手が自分の障害に応じてシュート方法が異なり、独自の役割をゲームにおいて果たすことができるようになったのです。

 





勝敗のポイント


この競技において最も勝敗を左右するのは、選手間のパスワークです。お互いの障害の状態をしっかり把握し、それに応じた正確なパスが必要です。そのためには、日頃の練習の時からお互いに声を掛け合いプレイで意志を通じ合わせるよう心掛けることが重要なポイントとなります。ゲームをご観戦される場合に、各チームの選手たちが如何に声を掛け合い、励まし合いながらプレイしているかを見ていただければ幸いです。







 
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